砂糖のとりすぎが“冷え”と“腸トラブル”を呼ぶ理由
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こんにちは、栄養士の西垣です🌿
「冷え性でつらい」「腸の調子がイマイチ」…
そんなお悩み、実は“砂糖”が関係しているかもしれません。
今回は、甘いものがもたらす“冷え”と“腸内環境”への影響についてお話します📝
🍬甘いものが体温を下げるワケ
ケーキやチョコ、清涼飲料水…。
つい手が伸びてしまう甘いものですが、食べると一時的に「元気が出た!」と感じるのは、血糖値が急上昇したサイン。
でもこのあと、インスリンの働きで血糖値は一気に急降下⤵️
このジェットコースターのような変動が、自律神経を乱し、体温のコントロールにも影響してしまいます。
さらに、血糖値が高い状態の血液は、まるで“砂糖水”のようにドロドロ・ネバネバ。
血流が悪くなることで、手足などの末端から冷えを感じやすくなるのです❄️
🦠砂糖は腸内の「悪玉菌」の大好物!
体だけでなく、腸も砂糖の影響を受けています。
実は、悪玉菌は甘いものが大好物!
甘いものを多く摂ると、腸内で悪玉菌が増殖し、善玉菌とのバランスが崩れてしまいます。
さらに、「カンジダ菌」という常在菌も増えやすくなり、腸の粘膜に炎症を引き起こすことも。
この状態は「リーキーガット症候群(腸漏れ)」と呼ばれ、腸のバリア機能が破綻し、消化や吸収機能の低下、全身への影響も出てきます💥
腸は“体の中の土台”ともいえる存在。
その腸が弱ることで、さまざまな不調の引き金になるのです。
🧠なぜ甘いものは“やめられない”の?
砂糖などの甘いものを食べると、脳内で「ドーパミン」という快楽物質が分泌されます。
これが脳に“快感”として記憶され、無意識に何度も食べたくなってしまう状態に…。
これは依存症のメカニズムに似ているとも言われていて、「意思が弱いからやめられない」わけではありません。
砂糖には強い依存性があるという事実を、まずは知ることが大切です⚠️
🍓果物や干し芋も“自然”だからって油断禁物!
「じゃあフルーツなら安心?」と思ってしまうのも注意が必要です。
最近の果物は品種改良によって糖度が非常に高くなっており、
砂糖と同じように血糖値を急上昇させるものも少なくありません。
実際、果物農家さんからは
「糖度を求める消費者ニーズに応えてはいるけれど、自分たちはあまり食べない」
という声も聞かれるほど🍓💦
また、ドライフルーツも注意。
砂糖をまぶしたものや、甘さがギュッと凝縮されたタイプは「自然な甘さ」と思って食べすぎてしまいがち。
ですが、血糖値の乱高下を引き起こすリスクもあるため、日常的に食べるにはおすすめしづらい食品です😣
🍠さつまいも・かぼちゃ・とうもろこしも要注意?
野菜の中でも、「甘くてヘルシー」と人気のさつまいも・かぼちゃ・とうもろこしも、最近は品種改良で糖度がぐっと上がっています。
特に「蜜入り」のさつまいもや、干し芋などは甘さが強く、スイーツと変わらないほどのものも。
自然なものだからと油断せず、“甘みの強い野菜”も摂り方には気をつけたいところです。
🍘おやつに選びたいのは、昔ながらの“素朴な味”
おやつに甘いものを避けたいとき、じゃあ何を食べたら良いの?という声もありますよね。
そんな時におすすめなのが、昔ながらの素朴なおやつ✨
✅ 小さめのおにぎり
✅ 玄米のお団子
✅ 焼きのりやちりめんじゃこ
こうした食材は血糖値の乱高下を起こしにくく、栄養もしっかり摂れるのが魅力。
「おやつ=甘いもの」という固定観念を少し外してみると、体も腸も喜ぶ選択肢が広がります🍘
💡まとめ:甘さとの“ちょうどいい距離感”を
砂糖や甘味のある食品は、知らず知らずのうちに「冷え」や「腸内環境の乱れ」の原因に。
「甘い=悪」ではありませんが、
✔️ 頻度
✔️ 量
✔️ どう付き合うか
この3つを見直すことが、心も体も整える第一歩になります😊
“自然な甘さ”にもご用心。
あなたの腸が、そっと悲鳴をあげているかもしれません🍀